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視力回復手術で視力矯正
「視力回復手術」とは、メガネやjコンタクトレンズなどの矯正器具を使用しない視力矯正法で、「屈折矯正手術」とも言われます。
現在の視力回復手術は、ギリシャの眼科医が開発した「レーシック」が主流になっていますが、1940年代には、日本の順天堂医科大学の教授により、角膜を外科操作して近視を矯正する術式・RK手術が始められていました。
「佐藤式RK」と名づけられたこの手術法は、角膜の表面等に切り込みを折れてカーブを調整し、視力を矯正する方法ですが、角膜に問題が生じたこともあり、徐々に行われなくなりました。
その後、旧ソビエトの眼科医によって改良された「佐藤式RK」は、ヨーロッパで評判になり、評判を聞いたアメリカの眼科医がRKについて学び、アメリカに渡りました。
PKは、世界中の300万人が施術を受けるほど実績を残しましたが、軽度から中度の近視しか適応しないというデメリットがありました。
1963年になると、現在のレーシックの元といわれる「ケラトミレイシス」が開発され、その後、「エーエルケー」という術式も開発されましたが、普及することはありませんでした。
1975年、“エキシマ・レーザー”の開発により、視力回復手術は急速な進歩をみせ、正確に角膜を削る「PRK」という手術法が確立しました。
1990年、「PRK」の欠点を補うかたちで開発されたのが「レーシック」で、ギリシャの眼科医が開発したので、ギリシャ語の「Laser In Situ Keratomileusis」から「LAISK(レーシック)」と呼ばれています。
「レーシック」の研究・開発は日々進められていて、手術を受ける人も増加しています。
視力回復手術で視力矯正
【レーシック】
レーシック…現在行われている視力回復手術の中で、最も一般的な方法です。エキシマ・レーザーを使って角膜の形状を変え、屈折率を変化させることで視力を回復させます。
イントラレーシック…レーシックの精度と安全性をより高めた視力回復手術です。レーシックでは適用されない強度の近視や、施術時間が短いなどのメリットがあります。
エピレーシック…通常のレーシックは、角膜を削ってフラップを作成するため、角膜が薄い人は受けられない場合がありますが、角膜が薄い方や、眼球に衝撃を受けやすい人なども受けられるのがこの手術法です。
ウェーブフロントレーシック…視力を上げるだけでなく、見え方の質にまでこだわって、よりクッキリと見えるようにする視力回復手術です。専門の解析機器を使って一人一人のデータを作成し、その詳細なデータを元にしてレーザー照射を行う、オーダーメイド感覚の視力回復手術です。
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【レーシック以外の視力回復手術】
ラセック(LASEK)…従来のレーシックと異なる点は、角膜をアルコールに浸し、やわらかくしてからフラップを作成することで、角膜の状態が原因で通常のレーシックが受けられない方や、激しいスポーツなどで眼に衝撃を受けやすい方も受けることができる視力回復手術です。
フェイキックIOL…角膜と虹彩の間に人工レンズを挿入し、屈折率を変化させることで視力を回復させる手術です。かなり近視が強くて従来のレーシックが受けられない人でも手術を受けることができます。
PRK…エキシマ・レーザーを使用する前に、あらかじめ角膜の表面を削っておく視力回復手術のことです。術後に痛みを生じたり、遠視になりやすいなどのデメリットがあります。
視力回復手術で視力矯正
「視力回復手術」で視力矯正をすると、メガネやコンタクトレンズなどの矯正器具の必要がなくなり、裸眼で快適な生活を送ることができるので、手術を受ける人の数は年々増加しています。
「視力回復手術」そのものは、約20分程度で終了するのですが、手術の適否を決める「適応検査」や、事前のカウンセリングには、来院してから数時間を要します。
入院の必要はありませんが、検査等に約3~4時間を要しますので、時間に余裕を持って来院するようにしてください。
【視力回復手術を受けるための条件】
・18才以上であること(未成年者には保護者の同意が必要になります)。
・近視、遠視、乱視などの屈折異常で、屈折値が安定していること。
・角膜に十分な厚みがあること。
※適否の判断は、病院の設備や、医師の考え方によって異なります。
【視力回復手術の禁忌】
・白内障、円錐角膜、活動性外眼部炎症、ブドウ膜炎、強膜炎などの眼科疾患
・糖尿病やアトピーなどの免疫不全疾患
・妊娠中、または授乳中の方
「視力回復手術」の前には、必ず適応検査を行い、手術の適否をはじめ、どのような術式が合っているのかを詳細に検査します。
【適応検査の項目】
視力検査…裸眼のときと、メガネをかけたときの視力を検査し、効き目を調べます。
瞳孔径測定…瞳孔の大きさを測定します。
角膜厚測定…麻酔薬を点眼した後、検査器具を使って角膜の厚さを測定します。
角膜形状検査・角膜形状解析…角膜の形状を詳しく測定して、角膜に病気がないかどうかを調べます。
眼圧検査…眼の硬さを測定します。
屈折度数検査…近視、遠視、乱視の度数を測ります。

